【2020年1月3日 半沢直樹シリーズ 半沢直樹エピソードゼロ 】Toggeterバズりの戦略

本記事はドラマのあらすじやドラマ自体の感想ではありません

 

半沢直樹 狙われた半沢直樹のパスワード】

https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

 

反面教師にするにはぴったり?/#半沢直樹エピソードゼロ に関するネットからのツッコミ集 - Togetter

 

togetter.com

 

Wikipediaより

・東京中央銀行

東京に本部を置くメガバンク第三位の大手銀行。日本三大銀行の一つ。2002年に東京第一銀行と産業中央銀行が合併して誕生した。旧東京第一銀行と旧産業中央銀行の派閥争いが絶えず、部署ごとに銀行派閥の名残りがある。頭取は旧東京第一銀行出身[注 4]の中野渡。

 

東京セントラル証券という東京中央銀行の系列証券会社(と思うが)のIT外部委託会社スパイラルのエンジニアが半沢直樹と同じように孤軍奮闘する物語、なのだろうと思います(適当)

 

実際の金融系のIT企業というのがどういうセキュリティになっているか、個人的な経験からお話します

 

金融は恐らく国内では官庁系の次にITセキュリティが厳しい業種です

 

厳しさのイメーとしては、こんな漢字↓

 

国、軍事、医療>金融>>>>>製造

 

恐らく海外との決済、為替の取り扱い等が関係しているものと思われます

 

クレジット系だけどPCIDSS(PCIデータセキュリティスタンダード)の概要とか読めばいいよ

 

まず、内部の社員によって許可されたセキュリティカードがなければ、エントランスから入ることもできません

 

まず社員さんが持ってきたセキュリティカードを受け取り、必ず電車の改札口のような場所からセキュリティカードをかざし会社内に入ります

 

次に、社内セキュリティルールで場所ごとにゾーニングされ権限によって入れる場所の範囲が違います

 

要するに外部・内部に限らず許可されている場所以外は入る事ができません

 

ちなみに厳しい所では、許可されたPC以外持ち込み不可、スマホ持ち込み不可、紙資料の持ち込みはOKだが持ち出し不可などのルールがあります

 

そして、主人公のITエンジニアの友人と名乗る悪い雰囲気の友人が来た時間帯です

 

当然ですが残業している部署等はあるものの、外部訪問者は営業時間外に入れる可能性はないルールになっているものと思われます

 

テレビ局は24時間出入りがあるので、そのあたりの感覚がなかったのかも知れませんが、ちょっとリサーチ不足すぎる気がします

 

次に資料の持ち出しです

 

社内従業員による資料の印刷は意外と緩い場合があります

 

ただ、秘密保持契約(NDA)上、あそこまで機密性の高い書類を印刷し、しかも恐らく自分にとってマイナス的な状況になる可能性が高い相手と会う際に

 

書類を持ちながら会うというのは、優秀なエンジニアがすべき行動ではない気がします

 

ただ、今回まとめられている内容について、少し穿った見方かも知れませんが、見ている人に「こんなセキュリティでは話にならない」というバズりを含めてやったのだとしたら非常に頭の良い戦略だと思います

 

少なくとも、ドラマで演出上問題ないと思う意思決定者の存在がなければ、番組として成立しないように思います

 

この番組のITアドバイザーは、あえてこのご時世にこのセキュリティリテラシーの現実を知らせ、注意喚起するSNSユーザを想定していたのではないか、と思ってしまいます

 

いや、まあ、ひょっとしたら本当に関係者皆リテラシーが高くないのかも知れませんが。。。

 

ワールドビッグデータって名前もなぁ・・・。

 

それにしても、もしどこかの銀行をモデルにしたとして、どの銀行をモデルにしたのだろう・・・。